訪問者:氏名不詳


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問題 8-20

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問題 8-21

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 資本主義における労働:変わりゆく労働 

今日の目的

  • 「労働の基本構造」から「協業」と「分業」という労働組織の「対」が生じることを確認する。
  • これは、どのような社会形態にも通じる一般的・抽象的な関係である。
  • これをふまえて今回は、今日の経済のもとでは、この一般的な関係がどのようなかたちで現れるのか、を解明する。そのため、
    1. まず、 資本主義とはなにか資本主義と「市場がある経済」との区別がカギになります。、その基本規定を確認し、
    2. それには、どのような労働組織がフィットするのか、
    という順に考えてゆく。

資本主義

2 mini
問題 8-1

これまで、市場に一切ふれずに、労働そのものについて考えてきた。しかし、今日では市場と労働は不可分の関係にある。

では、労働と市場を結びつけるものはなにか?市場とは商品が売買される場であるという定義をふまえて、なにかを一語で答え、それが通常の商品売買における何に相当するのか、説明せよ。


解答と解説 8-1

解答:

  • 賃金
  • 商品の価格

解説:

  • 売られているのは、労働能力であり、労働力商品です。その価格が賃金です。
  • 売られる労働の量が、基本的に労働時間を基準にはかられるとき、1時間あたりの賃金、つまり時給を「賃金率」といいます。単価です。
  • たとえば一日8時間はたらけば、賃金総額=賃金率×労働時間 gain = w × L のかたちになります。
  • 「賃金が上がる」というとき、本来の意味であれば、賃金率w があがることを意味するはずです。
  • しかし、しばしば賃金所得 I がふえることを「賃金が上がる」といってしまうことも多いので、区別に注意しよう。
  • 個人の所得の場合はまだ混乱は少ないが、社会全体でたとえば、雇傭 L が増大して、賃金所得が増大することを「賃金が増えた」ということは多い。
  • この意味では、賃金(率)がさがっても、賃金(額)が増えることはあるわけです。
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2 mini
問題 8-2

「賃金」と似たことばに「報酬」がある。

両者が明確な<対>をなすのように、<賃金>と<報酬>の定義を与えよ。


解答と解説 8-2

解答

  • <賃金>は労働の外形に応じて支払われるもの
  • <報酬>は労働の成果に応じて支払われるもの

解説

  • 時給1000円で8時間はたらけば<賃金>は8000円。
  • 8時間の生産物が多くても少なくても、あらかじめ決めたレートとで支払われるのが<賃金>
  • 1個あたり80円という出来高賃金であれば、100個生産したら8000円。何時間かかろうと、賃金はあらかじめ決めたレートできまる。
  • <報酬>は労働の成果を評価してた結果で額がきまる。
  • はじめに<報酬>の額が決まっているのではなく、後から成果に応じて額を決めるもので「報償金」「謝礼金」も含む。
  • 資本主義のもとで、労働に対して支払われるのは原則「賃金」だが、現象としては「報償」の色合いが多かれ少なかれついてまわる。
  • 食べた料理がうまかろうとまずかろうと、値段は同じ。これは、料理が完全に商品になりきっているか。
  • でもうまかったら、ちょっとチップを... というときには、謝礼を支払っていることになる。
  • 労働も、チャンと働こうとサボろうと(うまかろうとまずかろうと)、1時間は1時間、という場合は、完全に商品になりきっていることになる。
  • 売買されているのは、1時間という外形をもった労働力という「能力」であり、それをどう使うか(料理して食べるか)は買ったものの自由。
  • このようの完全に商品になりきった労働力を、労働力商品とよび、その単位あたりの価格を「賃金率」という。時間単位でうられるのであれば、時給1000円というのが労働力商品の価格。

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    ▶資本主義とは
    ▶資本主義と市場経済
    2 mini
    問題 8-3

    賃金労働者も、労働力を売っているという意味では、奴隷市場で売買されていた奴隷と同じである。

    真か偽か、理由を述べよ。


    解答と解説 8-3

    解答

    • なぜなら
      1. 賃金労働者は自分の労働力を売る。
      2. 奴隷は自分の労働力を売ることはできない。
      3. ゆえに、賃金労働者と奴隷は同じではない。

    解説

    • 形式的にはこんな解答でよいのですが
    • 歴史的には、奴隷に近い賃金労働のすがたは広く存在します。
    • 奴隷というと、ムチでたたかれる悲惨なすがたばかり思い浮かべますが、意外や意外...
    • 「報償」目当てではたらく労働のすがたは、商品売買をこえたメンタルな圧力も含めて、商品売買をこえた要素が多いもの。
    • アメとムチといいますが、「時間ぎめで労働力商品を売っただけだ」で終わりにできないアメで支配する面が労働と市場の間にはついてまわります。
    • 純粋な労働力商品というのは、あくまで理論上の構成物。理論を現実に関係づけるときは、このギャップに十分注意する必要があります。
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    協業と資本主義

    2 mini
    問題 8-4

    「資本が賃金労働者をつかって生産をおこなう資本主義の労働組織は、協業を基本とする。」

    真か偽か、理由を述べよ。


    解答と解説 8-4

    解答

    • 資本は賃金を支払うことで、多数の労働者を集めることができる。これによって、集団力を自由に手に入れることができ、個々の労働者が市場を媒介に分業をしていても、独立して労働するのでは乗りこえられない格差が生じる。
    • 分業は、独立の小生産者でも可能だが、協業は資本に独自のもの。協業は資本が独立小生産者を打ち負かす、資本主義の基本的な組織原理である。

    解説

    1. 一人ひとり分散した個別労働者が、たとえ、同じ道具、同じ技術で同じものを生産できたとしても、資本はこれらの労働者を賃金を支払って集めることできれば、組織化することでプラスアルファの集団力を手にすることできます。
    2. 資本主義の初期の段階では、実際に、同じような技術水準にありながら、家内工業をおこなう独立の小生産者たちを、工場生産をおこなう資本主義的企業が打ち負かしていったのです。
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    ▶協業・分業
    2 mini
    問題 8-5

    資本主義では、個別資本の生産規模が大きくなる傾向がある。その最大の原因は協業による集団力の利用にある。

    真か偽か。理由を述べよ。


    解答と解説 8-5

    解答

    • 集団力の利用は、各資本の生産規模が大きくなる原因の一つであるが、最大の要因は機械装置など生産設備の巨大化による。

    解説

    • 集団力の利用は、技術水準に格差のない小生産者との競争では有効にはたらくが、
    • 生産規模が大きくなる主たる要因は、やはり生産技術の格差にある。
    • 紡績織布や鉄鋼など、均質な生産物を大量に生産する産業では、巨大装置が有効で、大規模工場が中小工場を淘汰してきた。

    after

    真、という回答が多かった。

    集団力に利用が資本主義的生産の重要なファクターであることはたしか。その意味で、完全な誤りではない。真として、正しく理由を述べてあれば、加点した。

    問題はこれが「最大の原因」か、にあり、一工場のような単位でみたとき、生産規模が大きくなるのは、機械制大工業、機械化の要素が決定的である、という意味で「偽」を正解として求めた。これに該当する答案が一つだけあったので、これを3点とした。

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    分業と資本主義

    2 mini
    問題 8-6

    スニーカーをつくっている工場で10人の職人が1日に120足生産している。しかし、スニーカーの生産には多くのエ程があり,そのうち,材料を運んできたり,製品を包装したり,後片づけをしたりする工程は職人でなくてもできる。職人がやっていたこれらの工程を8人の補助労働者にまかせれば,職人を4人に減らしても1日120足が生産できる。

    職人の日当は24000円だが,補助労働者の日当は9000円である。職人だけのケースAと,職人と補助労働者によるケースBを比較して,次の問いに答えよ。

    1. ケースAとケースBそれぞれの1人あたりの1日の生産量を求めよ。
    2. ケースAとケースBそれぞれの1足あたりの日当を求めよ。

    解答と解説 8-6

    解答

    1. 120足 ÷ 10人 = 12足/人, 120足 ÷ (4+8)人 = 10足/人
    2. (24000円 × 10人) ÷ 120足 = 2000円/足, (24000 × 4 + 9000 × 8) ÷ 120足 = 1400円/足
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    3 mini
    問題 8-7

    8-6のスニーカー工場の例は、「分業は労働者一人ひとりのスキルを向上させることで生産力を高める」という命題に合致するか。理由も述べよ。


    解答と解説 8-7

    解答

    • 合致しない。
    • スニーカー工場の例は、専門化によるスキルの向上がなくても、作業を細分化し低賃金労働を導入しすれば、コストダウンできることを示している。
    • 資本主義における分業の重要な効果は、生産力の上昇より、アウトソーシングによる低コスト化にある。
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    ▶バベッジの原理
    ▶資本主義の労働組織
    5 mini
    問題 8-8

    今日の情報通信技術の発達は、資本主義の労働組織のあり方に強力なインパクトを与えてる。

    一方では「集まる」傾向をどんどん強め、共通のコミュニケーション手段をベースにした巨大企業をうむ。他方では、「分かれる」傾向を強め、なにも工場やオフィスに集まらなくてもはたくことはできそうだ。「協業にもとづく分業」を基礎としてきたこれまでの資本主義は大きく変わろうとしている。

    この主張について「集まる」傾向、「別れる」傾向、それぞれある、などという、この優等生的な答案で良しとせず、どっちが基本か、なぜそうなのか、答えてください。


    解答と解説 8-8

    解答

    • 「インターネットを介して「集まる」ことではじめて意味をもつ土台プラットフォームは、本来共有され、やがてフリーになる。地球環境や学問的な知識が、だれのものでもないのと同じ。そうなれば「分かれる」傾向はますます強まる。その結果、各自の個性に合わせ「分けて」自由に「結びつく」傾向が強まると信じます。」

    解説

    • この解答を書いた人は、ちょっと楽観的すぎるかも...
    • 「個人の違いは見て目ほど大きいものではない。インターネットを通じて、人々は同じような反応を示す大衆マスになり、ますますかぎられた標準に群れるようになる。みんな同じようなものをつかうことで安心し満足する、つまらない社会になってゆく。」などと、逆をいいたくなる人もいるでしょう。
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    今日のまとめ

    ▶まとめ

    Last-modified: 2021-02-20 (土) 19:13:30